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既製品のパッケージソフトか、手作りか

デジタル化を推進するため、「パッケージソフト」を導入するか、「手作り」でツールを作成するかについて考えてみました。

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パッケージソフトのメリット、デメリット

パッケージソフトと現場のミスマッチの発生

ニーズに合ったパッケージソフトがない…!

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◆パッケージソフトのメリット、デメリット

介護業界にも、色々とパッケージソフトがあります!!

 

・ワイズマン

・ほのぼの

・カイポケ

・カナミック

・ファーストケア

 

などなど・・・

これらのソフトウェアは、システム開発の専門家が努力を重ねて作成されたものです!

テストも十分に行われていて、バグも少なく、安定した稼働ができると思います。

 

また、これらのソフトは、基本的にはクラウド環境にソフトウェアがあります。

これを利用者がシェアする形なので、基本的には割り勘効果も働いて安くなると言われています。

(家で例えれば、シェアハウスのようなイメージですね。)

 

一方で、自分たちの業務のニーズを満たさないところがあった場合、

簡単に修正(カスタマイズという)することができないことがデメリットとしてあげられます。

(シェアハウスの共用スペースなどは、自分が好きなようにアレンジできないのと同じですね。)

 

デメリットへの対応策としては、

① 業務をシステムの仕様にあわせる

② そこの部分だけ外付けでツールを作る(EUCという)

③ お金を払って独自の仕様にカスタマイズしてもらう

等の方法があると思います。

 

ただ、③は、あまりおススメしません。

 

法改正のような全ての人に影響するシステムの変更が必要になった場合、パッケージソフトについては開発ベンダーが修正対応をします。

この修正については、利用者側に追加料金の発生はなく、利用者としては、システム変更への対応を特に意識する必要はありません。

これはパッケージソフトのメリットの一つと言えるでしょう。

 

しかし、パッケージのソースコードを独自仕様でカスタマイズしてもらっていた場合、

このような法改正によるシステム変更の場合にも、別途追加料金が発生してしまう可能性があります。

 

(このあたりは、ベンダーとの契約内容によると思いますが…)

★パッケージソフトについてのまとめ★

【メリット】

・バグが少なく、安定して使用できる

・クラウド上のソフトウェアについては比較的割安で使用できる。

・法改正等の対応は開発ベンダーが実施してくれる

 

【デメリット】

・簡単に仕様をカスタマイズできない

・別料金でカスタマイズ対応してもらった場合、法改正等の対応にも料金が発生する場合もある

◆パッケージソフトと現場のミスマッチの発生

そのため、パッケージソフトを導入する場合は、

① 自分たちの業務の流れを分析

② パッケージソフトの仕様で満たせるものと満たせないものを洗い出す作業(Fit&Gap分析と言います)

が必要になってきます。

 

ただ、ここまで入念にパッケージソフトを選ぶのは現実的ではありません。

何故なら…

・工数がかかりすぎる

・システムの専門的な知識が必要になってくる

 

…等の理由から業務に対する分析が不十分になってしまうからです。

ベンダーのデモなどを見て、なんとなくよさそうなものを選んでいるケースが多いのではないでしょうか。

 

(これがミスマッチの起きる原因ではないかと思っています。)

 

理想は、

「自分たちの業務ニーズを粗方満たしてくれるパッケージソフト」が見つかることだと思いますが、

実際はなかなかそうはいきません。

 

その理由としては、

・ニーズとマッチするパッケージソフトほどお金がかかる(いいものほど高いのが世の常・・・)

・介護と障害の両方をやっているが、両方ともカバーしてくれるパッケージソフトがない

・ID管理が難しく、既に導入しているシステムやツールとのデータ連携ができない

 

といったことがあげられると思います。

◆ニーズに合ったパッケージソフトがない…!

自分たちのニーズに合ったパッケージソフトが見つからない場合の対策として、

大企業であれば、「自前のシステムを大手開発ベンダーに依頼してシステムを構築してもらう」という選択肢があります。

(家でいえば、ハウスメーカーにオーダーメイドで家を作ってもらうイメージですね。)

 

当然のことながら、これには「お金がものすごくかかる」、上に「発注側にもそれなりにシステムの知識が必要」となってきます。

 

中・小規模な事業所さまでは、できるだけお金をかけず、デジタル化による業務効率化を図りたいところではないでしょうか?

(家で例えれば、空き家を購入して、DIYで内装などを充実させていくイメージですね。)

 

できるだけお金をかけずに、デジタル化による業務効率化を実現させる、

そのためのデータを管理するツールとして

・エクセル、スプレッドシート

・kintoneなどのノーコード開発ツール

があります!

 

そして、これらのデータや業務を連携させる方法として

・関数やマクロ・GASといったプログラム

・ETLやRPAといったグラフィカルにデータや業務のフローがかけるツール

があります!

 

ファインドルートでは、このようなできるだけお金をかけずにデジタル化を推進していくお手伝いをしたいと思っております!

 

ツール自体の作成のご依頼も大歓迎ですし、

「ものづくりの楽しさ」を共有しながら二人三脚で作成していく「エクセル工房」のサービスもおススメとなっております(^^♪

  

 

サービスの詳細はホームページ(こちら)に記載しておりますので、ぜひご覧ください!