打ち手カタログ

JOAの処方箋から処方される打ち手の見取り図

 

判断医モデルの「処方」フェーズで、DEM(判断の性質マップ)に応じて

処方される打ち手の全体像と、おおよその料金目安、具体イメージをご紹介します。

 JOAは打ち手中立のフレーム

JOA(Judgment-Oriented Architecture)は 打ち手中立のフレーム です。
DX・マニュアル・ダッシュボード・AI も、すべて 「業務の詰まりを生む判断の詰まり」 を解消するための打ち手の1つにすぎません。

JOAはまず 判断を発見 し、DEM(Decision Engine Map)で 診断 したうえで、
打ち手のミックスを 処方 します。

 4つのDEM領域と打ち手ミックス

判断は性質によって4領域に分類されます。それぞれの領域に応じて、最適な打ち手のミックスを処方します。

標準化
判断モード:パターン即認識
DT+BPMS自動判定
ルールが明確で、機械が判定すれば十分な領域。ディシジョンテーブルでルール化し、BPMSで自動判定するところまで一気通貫で設計します。
例:受注照合/在庫引当/与信ランク判定/値引きルール適用
半構造化
判断モード:状況を分析して認識
DT+判断ダッシュボード
変数3以内のメンタルシミュレーションが効く領域。3変数ダッシュボードで判断材料を可視化し、判断ダッシュボードでフィードバックを設計します。
例:値引きタイミング/出荷優先度/発注量決定/在庫補充判断
適応運用
判断モード:状況を分析して認識
DT+例外マニュアル+判断記録
例外が頻発する領域。ディシジョンテーブルで標準ルールを定義し、例外マニュアルで対応原則を、判断記録(状況・判断内容・結果)でケースを蓄積します。
例:クレーム対応/特急受注/新規取引判断/返品処理
イノベーション
判断モード:メンタルシミュレーション
DT+ShadowBox+変数管理
熟練者の判断が成果を左右する領域。ディシジョンテーブルで判断の骨格を残し、ShadowBoxで熟練者ノウハウを移植(SECIモデル)、変数管理ダッシュボードでモニタリングします。
例:新製品仕様決定/新規市場参入/サプライヤ切替戦略/設備投資判断
環境変動性 低/パターン明確環境変動性 高/パターン未知

※「判断モード」は、認知科学者ゲイリー・クラインのRPDモデル(自然主義的意思決定)に基づく分類です。

 打ち手マトリクス【一覧版】

DEM領域 判断モード 打ち手ミックス ミックスパック価格
標準化 パターン即認識
  • ディシジョンテーブル(ルール化)
  • BPMS による自動判定
BPMSによる自動判定は準備中
半構造化 状況を分析して認識
  • ディシジョンテーブル
  • 3変数ダッシュボード(メンタルシミュレーション支援)
  • 判断ダッシュボード(フィードバック設計)
35万円
適応運用 状況を分析して認識
  • ディシジョンテーブル
  • 例外マニュアル
  • 判断記録(状況・判断内容・結果のケース蓄積)
40万円
イノベーション メンタルシミュレーション
  • ディシジョンテーブル
  • Shadow Box(熟練者ノウハウ移植・SECIモデル)
  • 変数管理ダッシュボード
80万円

※ディシジョンテーブルは「判断設計コンサルティング」に含まれます。

※ ミックスパックの詳細は次セクション「目安料金」をご覧ください。

 料金目安

打ち手の 目安料金 です。
個別案件の規模により変動しますが、「処方された後、いくらかかるのか」 のイメージとしてお使いください。
ディシジョンテーブル(DT)の作成は判断設計コンサルティングに含まれる ため、ここには含めていません。
単品料金(打ち手ごと)
カテゴリ プラン 目安価格
マニュアル 判断点ごと(パワポ5枚程度) 1判断点単位の手順書として最小単位 5万円
体系版(ワード50枚程度) 業務サイクル全体の判断構造を体系化 50万円
ダッシュボード 全てオーダーメイド オーダーメイド・ライト 1画面・3変数まで(半構造化領域の3変数ダッシュボード等) 15万円
オーダーメイド・スタンダード 2〜3画面・複数指標 30万円
オーダーメイド・フル 4画面以上・複数判断点連動 50万円〜
(応相談)
自動化GAS / マクロ / RPA 小規模FL3=1・判断点2〜3個程度 10万円
中規模FL3=2〜3・判断点6〜10個程度 20万円
大規模FL3=4以上・判断点11個以上 50万円〜
(応相談)
判断記録運用設計 Firestoreベースの判断記録基盤(データ設計+運用設計)既存のJOARS(判断データ管理クラウド)基盤を活用するため、一般開発(相場70〜120万円)よりお求めやすい価格です 20万円
ShadowBox研修 基本版設計+ファシリ1回+判断ケース3〜5本の形式知化(マニュアル化) 60万円
フル版基本版+判断ケース10本以上+組織展開設計(SECIモデル) 120万円〜
(応相談)

DEMミックスパック(処方ミックスをまとめて発注)

JOAの強みは 「単品ではなく、診断に基づくミックスの処方」
各DEM領域に応じた打ち手ミックスをパックとしてご提供します。
パックでまとめてご発注いただくと、単品合計より約10%お得になります。

半構造化領域
半構造化パック
  • オーダーメイドダッシュボード・スタンダード(判断ダッシュボード兼用)
  • 判断点マニュアル 2本
35万円
単品合計40万円 → 5万円お得
適応運用領域
適応運用パック
  • 判断点マニュアル 5本(例外対応)
  • 判断記録運用設計(Firestoreベース)
40万円
単品合計45万円 → 5万円お得
イノベーション領域
イノベーションパック
  • ShadowBox研修・基本版(判断ケース3〜5本形式知化)
  • オーダーメイドダッシュボード・スタンダード(変数管理用)
80万円
単品合計90万円 → 10万円お得
【標準化領域について】
標準化領域はディシジョンテーブル(DT)の設計までを 判断設計コンサルティングの範囲 で対応いたします。
BPMS(Camunda等)への実装連携サービスは 現在準備中 です。準備が整い次第、本カタログに追加いたします。
  • ※ ディシジョンテーブル(DT)の作成は判断設計コンサルティングに含まれるため、本料金には含まれません。
  • ※ 規模が大きくなるほど、業務間連携やテスト工数が増えるため、判断点あたり単価は上がる傾向にあります。
  • ※ 判断点密度が高い場合(FL3あたり5判断点以上)は、別途お見積りいたします。
  • ※ 上記はあくまで目安です。お客様の業務内容・既存システム環境・ご要望により変動します。詳細は無料セッションにてご相談ください。

 共通レイヤー:ディシジョンテーブル(DT)

すべての領域で ディシジョンテーブル(DT)が背骨 になります。

JOAは「1判断点・1DT」の原則で、判断の構造を保存・運用可能な形に落とします。
標準化領域では機械判定の入力に、それ以外の領域では人の判断ガイドとして機能します——同じ表で 「誰が判定するか(Mechanism)」 だけが変わる、というのがJOAの考え方です。

 打ち手の具体イメージ(サンプル)

サンプルシナリオ 「この見積条件で受けてよいか」 という判断点を題材に、マニュアルダッシュボードという2つの打ち手のイメージをご紹介します。
営業ベテランの暗黙知を若手に引き継ぐ「マニュアル」と、判断時にリアルタイムで判断材料を提供する「ダッシュボード」。1つの判断点を、2つの打ち手で支えるのがJOAの処方です。
1

マニュアル(パワポ5枚構成のうち4枚を抜粋)

適応運用領域の例外マニュアル

営業ベテランの暗黙知を、若手に引き継ぐためのマニュアルです。
「①表紙」「②判断の全体像(7ステップフロー+ベテランの暗黙知ポイント)」「③判断基準(ディシジョンテーブル)」「④差し戻し・上席相談の進め方」「⑤判断記録の進め」の5枚をご覧ください。

2

ダッシュボード(リアルタイムの判断材料)

半構造化領域の判断ダッシュボード

同じ判断点を、リアルタイムの判断材料で支えるダッシュボードです。
今週の見積件数・客先別の利益率トレンド・類似案件の検索・判断要注意アラートを一画面で確認でき、ベテランの判断軸を「数字で見える化」します。

1つの判断点を、2つの打ち手で支える。
マニュアルは「判断の型」を、ダッシュボードは「判断の材料」を提供します。
どちらか1つではなく、判断の性質(DEM領域)に応じてミックスで処方する——これがJOAの「打ち手中立フレーム」と「判断医モデル」の実体です。
※ 本サンプルは打ち手の具体イメージを示すための架空事例です。 企業名「見道精密工業」(ファインドルート=Find-Routeの当て字)・個人名・各種数値はすべて架空のものであり、実在の企業・個人とは一切関係ありません。

 マニュアルが効くAI時代

マニュアルはAI時代、最強のコンテキスト。
適応運用領域で作る例外マニュアル・判断記録は、社内AIアシスタント・RAG基盤・社内copilotの「構造化された判断の文脈」になります。
判断マニュアルが整っている企業ほど、AI時代の追い風に乗りやすいです。

 対象外案件(やらないことを明示します)

  • 大規模スクラッチ・システム開発
  • 大規模パッケージ刷新プロジェクト(ERP・SFA・MES等のリプレース)

これらはDEMの4領域いずれの打ち手としても出てこないため、ファインドルートはお引き受けしません。
既存のERP・SFA等が どのように業務中の「判断」に活かされるかを整理し、判断マニュアル/判断ダッシュボード/AI判断サポート等の打ち手で「業務の詰まり」を解消します。

ファインドルートは、「判断アーキテクト」 として、業務の詰まりを生む判断の詰まりを発見し、それを解消する打ち手を設計します。
サービスの提供は 「判断医モデル」(診察 → 処方 → 実装の3フェーズ) で行います。

「DXありき」「マニュアルありき」「AIありき」のような単品売りのアプローチとは異なり、JOAは診断(DEM)に基づいて 打ち手のミックスを処方 します。

JOAワークショップでお客様の判断を発見し、DEMで領域診断し、最も実用的な打ち手の組み合わせをご提案する——それがファインドルートの仕事です。

JOARS(判断データ管理クラウド)について: 診察〜処方の全工程で作成される判断データ・成果物(業務棚卸表・判断点リスト・DT・DEM配置等)は、独自ツール「JOARS」に蓄積・連携されます。サービスをまたいでも、判断の文脈は失われません。

 処方を相談する・実装を相談する

打ち手カタログでご紹介した処方の流れに沿って、ご相談ください。

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